最近の米国株の動きを見て、買い時という声が多く聞こえる。皆さんはどう感じているだろうか?
株価だけ見れば確かに買い時だ。もうすでに底値になっていて、あとは徐々に改善していくだろうという予測もある中、自分はまだ下がる可能性が高いと感じています。
理由は短期的な反発の可能性が大きいという事です。6〜7月にはまた下がり始め、しばらくは下げ止まらないのではないかと考えています。
円高による、米国株の割安感
円安からの一時的な円高の流れでさらに米国株の割安感が加速している。
今がチャンスだと一気に株の購入に踏み切るという事は、私はおすすめしません。確かに現状買い増しをと考える気持ちはわかりますが、私は急いで買い増しをする局面ではないと思います。これからリセッション(景気後退)に入る事も視野に入れて慎重な運用を考えましょう。
リセッションは予測出来る
リセッションとは景気循環のうち、景気が下降している状態のことをいいます。つまり不景気になりますよってことです。今回のリセッションは長期的なものになるであろうという見方が非常に強いです。対策をしっかりと立て、荒波を超えていきましょう。リセッションの兆候は様々なところに現れます。
リセションを予測する為の5つの指標
- GDP
- PMI(購買担当者景気指数)
- 逆イールド
- 金利(政策金利)
- 消費者物価指数(CPI)
それでは詳しく見ていきましょう。
GDP(国内総生産)
一定期間内に国内で産出された付加価値の尺度。国の活動状況を示します。付加価値とはサービスや商品などの販売価値から経費を差し引いた価値になります。
つまり国が儲けたお金になります。
PMI(購買担当者景気指数)
企業の購買担当者のアンケート調査のもとに算出された、景況感を集計した景気指標の一つです。景気判断の方法として、一般にPMIの数値が50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退と判断されます。
経済の先行きを示す先行指標として、主に投資家から注目されています。
逆イールド
国債の短期債と長期債の金利の差をラインで示したものがイールドカーブといわれます。逆イールドのイールドはこのイールドカーブからきています。通常短期債の金利は長期債の金利よりも低いですが、リセッションが意識されだすと逆転現象が起き、短期債が長期債よりも金利が高くなります。イールドカーブも逆になり、この状況を逆イールドと言います。
逆イールドはリセッションを示す重要な兆候になります。
金利(政策金利)
物価の動向もリセッションを予測する上で重要な指標になります。中央銀行は物価を安定させるために、金利の水準を変更することがあります。米国の金利引き上げがこれにあたります。インフレの時には金利を引き上げ、景気の拡大を阻害します。逆にデフレの時は金利を引き下げ、景気拡大を促します。
このように国が金利によって景気をどうしたいのかが理解できるのです。
消費者物価指数(CPI)
全国の世帯が購入する各種の財、またはサービスの価格の平均的な変動を測定するものです。物価と経済は密接に結びついており、経済活動が活発になれば物価が上昇するといった傾向があります。逆も同じく経済活動が停滞すると物価も低下する傾向にあります。このため、消費者物価指数は経済の体温計とも呼ばれており、経済政策を的確に推進する為の重要な指標の一つとなっています。消費者物価指数の項目、構成比、算出方法には各国毎に違いがある。
経済の体温計で経済動向を把握しよう
まとめ
- 米国株式の底値はまだ先で下げ止まらない可能性がある
- リセッション(景気後退)も視野に入れ、慎重な資産運用を考えましょう。
- リセッションは予測出来る
- リセションを予測する為の5つの指標
現状最適解として様子見が正解だと考えます。急がなくても6月後半〜7月には答えが出ていると思うので余裕を持って相場を見守りましょう。
そんな悠長な事を言ってられない、損をするのは嫌だという方には積立投資をおすすめします。長期的に見れば一時的に米国株が下がったとして、10年後、20年後にはプラスに転じている可能性は大きいでしょう。
銘柄は高配当ETFやS&P500よりも、全世界株をおすすめします。
コメント